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ファイナルファンタジー X  機種:PS2
評価:★★★★

プレイステーション2における初のFFシリーズ作品。

美麗なムービー・CG、と映像面で大幅にパワーアップしてるのですが、
キャラに声が付いたことが、個人的に一番インパクトがあったかと。
プレイ時は、キャラが喋るだけで、ここまで変わるんだなあ、と感心。
声の力ってのは凄いですな。


ストーリーは、巨大な厄災「シン」によって、
元々住んでいた世界、「ザナルカンド」から
1000年も昔にそのザナルカンドは滅ぼされたとされる世界、
「スピラ」に来てしまった、主人公「ティーダ」が、
かつて「シン」を倒した大召喚士の娘である、「ユウナ」と
その仲間達と共に、シンを倒す為の旅に出るという話。


基本的にゲームの進行は、
イベント→ダンジョンや街道を移動→ボス戦→イベント・・・
の流れで、テンポよく話が進んでいくので良かったです。
キャラの能力を結構上げないと、ボスには勝ちづらい、といったことは
あんまりなく、フィールド上で出てくる敵キャラを倒しつつ行けば、
問題なく進めていけるくらいの難易度でした。


今作はFF4〜9まで続いてきた、
戦闘時のアクティブタイムバトルシステム(以下ATB)の代わりに、
コマンドを実行すると時間が進む、カウントタイムバトルシステムが登場。

画面上に、敵キャラも含めて、今後行動できるキャラの一覧が表示され、
キャラのとった行動により、今後の行動順が変化するので、
より戦略性の上がった戦闘を楽しむことができます、
といった感じで雑誌に書いてあったけど、あんまりそんな事はなく
どちらかといえば、ゆっくりコマンドを選ぶ暇ができたかな、
というくらいでした。
個人的にゃ、ATBの方が緊迫感があって好き。

あと、戦闘中にキャラの入れ替えができ、それぞれのキャラごとに、
得意とする敵がいるので、キャラの個性を表していて良かったかと。
まあ、いざとなったら力づくでなんとかなりましたが。

戦闘後にはいつも通り、お金やら経験値めいたものが手に入るんですが、
今作はレベルアップ方式ではなく、
スフィア盤というスゴロクのようなものを使って、
キャラの能力を一つづつ、好きなように上げることができます。

ただ、はっきりいって、面倒でした。
好きなようにキャラの能力を上げたり、
特殊なアビリティを覚えさせる事も出来るんですが、
途中まではほぼ一本道なので、あんまり差が出ないかと。
じっくりやりこむ人には、よいかもしれませんが。

それと今回、残念な事に装備品を整頓するコマンドがないので
装備を変更するとき、ちょっと面倒でした。

開発者曰く、あと一週間あれば入れれたそうです。
だったら、発売日遅らせてでも〜、とか思ってしまうのですが。


今作の話の展開は、物語序盤から中盤までがティーダの回想で、
物語終盤で、回想が終わり、
ゲーム開始直後のシーンと結びつき、目的の地へ向かう
といった感じで、ゲームへの感情移入のさせ方というか、
話の魅せ方、演出が全体的に上手かったです。

物語序盤からシンの正体を明かすことで、最後に戦うべきであろう敵を
匂わせていたのも良かったです。
終わり方も、今までのシリーズからは珍しく、切ない終わり方なので、
シナリオ的に、一部を除いてかなり完成度が高かったかと。
エンディングがとても好きです。
泣いてしまいました、はい。

あと、話の中盤辺りで、テーマソングが流れるとこも好きでした。


ただ、気になったとこが、ティーダの正体やら、
シンの設定が、一言で言えない位に複雑な設定になってるので、
それについての細かい解説やら、説明やらがもう少しだけ、
ゲーム中にあってもよかったかも、と思いました。
攻略本のアルティマニアΩには、設定が色々と詳しく載ってましたが。

あと気になった設定が「死人」。
スピラで死んだ者は、普通、魔物になるか異界にいくか、
のどちらかなんですが、
強い執着、または信念を残して亡くなった者は、
死人となってそのままスピラに留まることができる、
という設定があるんですけど、
執着が強ければよいのであれば、某キャラ達以外にも、
スピラに住んでいる人々だって、
大切な人達への思いや、死にたくないという、生に対する執着は、
弱いわけはないのに、なぜ一部のキャラだけが死人になれるのかな、と。
なんかちょっと気になりまして。


それから、ミニゲームのブリッツボール。
ゲーム中にイベントで必ずプレイする事になるのですが、
ボタンを押してもすぐに反応してくれなかったり、
球体のコートでプレイしているのに上下には移動できない、
と不満なところがありました。
それと、チュートリアルの説明が、ちょっと説明不足な気がしました。

街にいる一般人などをスカウトして
チームのメンバーに加えたりできるのは面白かったのですが。
システム的にも良くできてるなあ、と思ったし。


あとは、仲間のキャラに好感度が設定されていて、
イベントがちょっと変化したりするのが良かったですな。


全体的に完成度は高いので、シリーズのファン、FF未プレイの方も
一度はやっておくとよいかと。

久々にスクウェアを見直した一本でした。
これの続編については、まあ・・・・・・うーん。

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